ニキビ バートンスケール

バートンスケール???それって何?

 

バートンスケールとは一体どんなものなのかをまず先に説明しておきます。

 

おそらく大人ニキビに悩む人のほとんどが初めて聞く医学用語名のではないでしょうか?

 

皮膚科の世界でいうバートンスケールとはニキビのグレードを分類したもので、世界的に使用されている基準になっている診断指標のこと。

 

グレード1からグレード6までの6段階に分類され、患者さんのニキビがどのレベルのものであるかによって治療方法を変えて対応します。

 

 

バートンスケールによるニキビの分類は以下のようになっています。

 

  • Grade1:無症状のニキビ
    患部に近寄ってよく見ないと分からない程度の2〜3個の毛穴の詰まり
  • Grade2:コメド状ニキビ
    軽い炎症を起こし出しているコメド
  • Grade3:軽度のニキビ
    皮膚に紅斑を伴う炎症性の丘疹
  • Grade4:中程度のニキビ
    多数の炎症性丘疹及び膿疱
  • Grade5:重症の結節性ニキビ
    炎症がひどく、ニキビ同士がつながった状態の丘疹及び膿疱
  • Grade6:重症の嚢胞性ニキビ
    瘢痕を伴う多数の結節状嚢胞が確認できる状態

 

 

段階別の治療方法について

グレード1〜2の白ニキビができている場合、皮膚科ではおもにスキンケアと生活習慣の改善をアドバイスするケースが主流です。

 

今まで使用していたニキビケア用の化粧品が合っていないのではないか、間違った洗顔方法を行っていないかなど日常を振り返ってみることが解決につながるからです。

 

 

そして治療という面では皮脂分泌の抑制作用のある薬を処方したり、ケミカルピーリングで不要な角質除去を試みるなどが一般的です。

 

白ニキビだけでなく、皮脂の酸化が起きている黒ニキビでも同様の処置で対応する医院がほとんどでしょう。

 

その他には体質改善を図るために漢方薬を勧められることも珍しくありません。

 

また、あまり炎症が伴っていないこの段階のニキビは正しく圧出すれば跡は残りませんので、治し方の一つの手段と考えることが出来ます。

 

 

次のグレード3〜4の軽度や中程度の赤ニキビでは炎症を抑える事に目的がシフトしていきます。

 

ニキビ菌の除去も重要項目になってくるため、アダパレンといった塗り薬の処方が一般的。

 

患者さんの希望次第ではケミカルピーリングで角層の状態を整えるだけでなく、高濃度のビタミンCをイオン導入して皮脂の分泌を抑制することも可能です。

 

 

グレード5〜6になってしまっている場合でも基本的にはグレード3〜4と同じような治療を施すことになりますが、塗り薬に加え飲み薬に抗生物質が処方されることもあります。

 

またニキビの原因であるアクネ菌を殺傷するためフォトフェイシャルやクリアタッチなどのIPLによる光治療を行う医院もあります。

 

この段階のタイプのにきびは炎症もひどく、内包されている膿が細胞組織を破ってしまっていたり、ニキビ同士が結合して腫れ上がってしまうケースも起こりがち。

 

きちんと治療するには肌のターンオーバーも味方につけながら長期戦になることを覚悟する必要がでてきます。

 

重症化したニキビは痕が残りやすく、ニキビそのものの治療よりも改善が困難なので、あまり悪化させないうちに皮膚科の診断を受けてみることも大切です。